彼岸 [ ヒガン ]
二四節気の春分や秋分(昼夜の長さが同じ)を彼岸の中日とし、その前後3日間を彼岸といいます。先祖の霊を供養し、墓参りなどをしたり一族が集まったりして過ごします。最近では暑さ寒さも彼岸までというように気候の区切りとしての認識だけのことも多いようです。
*曇りしが降らで彼岸の夕日影[其角]
今にも降りそうでいながらなんとか保って夕方にはうっすらと日射しも。一日をゆったり過ごした春らしい句です。春霞と曇りが一緒になったようなまったりとした空模様は春ならでは。
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photo by Kinji Fujii