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夜長 [ ヨナガ ]

　日永は春、短夜が夏で夜長になると秋の季語。俳句の世界では夜長の反対である短日が冬であると定められているようです。実際には夜が最も長いのは冬至ということになるのですが、秋になって急に日暮れが早い感じに思うものです。実際の時間ではなくこの感覚をいうのはあやはり詩的な情緒なのですね。“つるべ落とし”と表現されるほどの秋の日、ゆったりと過ごす余裕を持ちたいものです。